来年のお正月公開予定の『マリーゴルードホテルで会いましょう』（原題／THE BEST EXOTIC MARIGOLD HOTEL）を観てきました。





かつてビアンの怪女役もこなし、007の女ボス？役でも有名な、ジュディ・デンチが主演しているイギリス映画です。



老年期にさしかかり、様々な心の痛みを抱えた7人のイギリス人男女が、インドのジャイプールにあるマリーゴールドホテルでともに生活を始めます。新たな地、混沌としたインドで巻き起こる様々な出来事。それらが、老人たちの心に新たな生きる灯火を授けるといった、とてもポジティブな内容です。

面白いのが、この老人の中に、ゲイが組み込まれているところ。もちろん詳細は書きませんが、心に悲しみを抱えながら生きてきたゲイ老人が、とある出来事の真実を知り、心が開放される姿は、しみじみと共感できるお話だったように思います。あるシーンは、まるで『ブロークバックマウンテン』の、あのシーンのようでした（笑）。

老人ばかりの展開ではちょっと興ざめしちゃうでしょうから、適度にインド青年の恋愛話も織り込まれています。

でも、これを見てると、年寄りのイギリス人って、お国柄、やっぱり、頑固で偏屈な人が多いなかなあ…なんて勝手に思ったりもしちゃうけど…。いくつになっても、人を思い、恋をするって、何者にも代えがたい、絶大なパワーを人に与えるんだなあと、しみじみ感じた次第です。

映画のさらるコメントは、最新のBADIOUTでご紹介します。

2013年2月1日（金）全国ロード−ショー

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