昨日、深夜にやっていたフジのTV番組『離婚旅行』ってのが、久々に面白かったです。

ドラマじゃなくてドキュメント。2組の離婚予定の夫婦が離婚を目前にして最後の旅行をするお話です。

途中から見たので、１組目のダメ亭主の中年カップルの回は、奥さんが車中で涙し、離婚届に判を押すところからだったので、深くはわかりませんが（それでも旦那のダメダメぶりは手に取るようにわかった）、２組目の子供がいる若カップルの回は、フムフムと思いながら、じっくりと鑑賞させてもらいました。

2組目ですが、イケメンの旦那は鉄筋の組立を仕事にする職人で、ある日、訪れたキャバクラ？で、奥さんに一目惚れして、猛アタックの末、結婚にこぎつけます。しかし、旦那の浮気が発覚し、奥さんとの関係が悪化。2人とも離婚を決意し、子供を連れて、思い出の地・横浜へ『離婚旅行』へ旅立つのです。

ダンナ曰く「疲れて帰ってきても、お帰りやお疲れ様のねぎらいの言葉が一切ない」「子供は宝だけど、もうこれ以上、夫婦関係を続けるのは無理」

一見、ダンナが悪いように見えるけど、奥さんも一歩も引かず、互いに意地？とかプライド？の張り合い。家庭内の会話は子供を通してのみ行われるだけ。こりゃ、厳しいわ…。

そんあこんなで、笑顔のない、目も合わせない、最後の家族旅行を敢行する中で、ハプニングが起こります。ダンナが急病になり、ロケが中止。そのまま救急車で運ばれ、入院することになってしまうんですね。

そして、幸か不幸か、この一件のおかげて、夫婦仲は、今一度、立てなおしてみようという結末を迎えるわけです。そう、ダンナは病気によって家族の有難味を身にしみてわかる…。

奥さんは、ダンナから、やり直しの言葉があるとは全く思っていなかったので、一瞬とまどいながらも、やり直しのための条件をひと言い渡します。それは、頭越しに怒って会話をしないこと。きちんと話し合いをするってことなんだけど。う〜ん、これって、もっと前に話し合いをすりゃいい問題じゃないの？なんて…思うけどさあ。まあ、復縁になったわけだし、テレビだし、いいんじゃない？なんて自分の気持ちに落とし所をつけて彼らに拍手。

本人たちは真剣なんだし、どこまでが本当でどこまでが仕込みなのかわからないけど、なんだか軽いようなあバカバカしような展開に、昼メロを見ているようで楽しめました。