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こんにちは。元気ですか?調子はどう?欲張ったり!怒ったり、悲しんだりしてませんか? さあ、少欲知足でいきましょうw。

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北のカナリアたち

吉永小百合主演の映画『北のカナリアたち』を見て来ました。東映創立60周年記念映画だそうです。

きたかな

映画館で邦画を見るの年に数本しかないのですが、今回は、あの『告白』の原作者、湊かなえであり、大好きな宮崎あおいが出演しているので鑑賞することに…。あと、一応、話題の作品なんで。

内容は、北の離島で、ある事件をきっかけに島を離れることになった女教師、はるさん(吉永小百合小百)。20年の歳月が経ち、また、ある事件が起こり、これをきっかけに、先生はまた島を訪れることになる。その過程で、20年前の事件の隠された事実が明らかになっていくといったお話です。

そうですね、とにかく景色が素晴らしかった。舞台となる北海道の利尻島の風景が、まるで絵葉書の世界のようでビックリ! 島から見える対岸の山の風景、自宅の窓から望む荒々しい岩と海の風景、画面いっぱいの草原の草花と子どもたち…なんだか合成された映像じゃないの?と思っちゃうぐらいの迫力でした。

そして、作品のプロットは、さすが湊かなえ、といった感じの組み立てとテーマだったと思います(映画と原作はかなり違うとのことだけど)。ただ、その内容の旨味を映画では生かしきれていなかったような気がするなあ。内容の詰め込み過ぎってのもそうだし、役者の力量も問題もある。事件の真相を告げる場面場面が、ほとんど口での説明になってしまうところが、「内容が薄い」とレビューする人たちの原因になっているのではないでしょうか。でも、『告白』同様、これが湊かなえの味わいならばいたしかたないのかも…。ちなみに、『告白』ほどの衝撃やエンターテインメント性はありません。

小百合さん、確かに40代役は、ちょい厳しかったけど、スキッとした姿勢や体型は感心しました。それに目力が凄い。誰かが、これこそサユリストを虜にする吉永小百合の魔力といってたけど、きっとそうなんでしょうね。期待の宮崎あおいと森山未來は、一生懸命のいい演技をしていました。

ラストの「生きる! 生き続ける!」を押し出した感動シーンも、子どもたちの純真無垢で美しい歌声やそれぞれが20年間背負って来た苦悩を身近に感じ取れるなら、泣けます。これ、小池栄子とか柴田恭平、里見浩太朗なんかを見て、火サス?土曜ワイド?じゃないの?なんて思う人は、残念ながら涙できません(笑)。ちなみに、自分は、泣きと感動を前提で鑑賞に望んだので、森山未來の不遇な境遇と頑張り演技に、ちょっと山下清ドラマを思い出しながら、無理やり焦点を合わせて泣いてきました。

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プロフィール

健太郎

Author:健太郎
劇団、旅行会社を経て、1997年10月、テラ出版入社。以後、バディ一色で18年目に突入。いつの間にかバディ最古参の居候エコエコ~なアザラク社員になってしまいました(笑)。フレーフレーテラ出版んっ!

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