Category: コラム
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ああ面白かったと言って死にたい!
今、佐藤愛子の『ああ面白かったと言って死にたい』という本を読んでます。すごいタイトル。彼女の過去の出版物から名言をチョイスした本なんだけど、まあ、達観したコメントばかりで頭が下がります。
アンチエイジングに駄目出しをし、長生きを推進する医療現場に違和感を感じ、いかにして、安らかに死ぬかを考える日々の愛子先生(88歳)。
戦前、戦中、戦後を生き、現代のネット社会にまで生き延びてるんだから、そりゃ、彼女の発言に手も足も出ませんよね。どんなに苦しくても、戦時中の苦しみに比べれば、堪え忍べるというんだからかないません。
でも、ほとんどが、死に向けてのお話。今を生きる若者にはピントこないネタでしょう。彼女の近年の書籍は、ほとんどが、こうした内容のものだから、必然的に死に向けた名言集になるわけですね。
過去の数々の失敗も、自分に巡ってきた悲惨な境遇も、全て、覚悟を決めて受け入れてきたという強い女性。死ぬ間際に「頑張れ、まだ生きろ!」と、後ろ髪を引かれる行為が一番辛いだろうと綴っていました。
ああ面白かったと言って死にたい―佐藤愛子の箴言集 (2012/07) 佐藤 愛子 商品詳細を見る |
アンチエイジングに駄目出しをし、長生きを推進する医療現場に違和感を感じ、いかにして、安らかに死ぬかを考える日々の愛子先生(88歳)。
戦前、戦中、戦後を生き、現代のネット社会にまで生き延びてるんだから、そりゃ、彼女の発言に手も足も出ませんよね。どんなに苦しくても、戦時中の苦しみに比べれば、堪え忍べるというんだからかないません。
でも、ほとんどが、死に向けてのお話。今を生きる若者にはピントこないネタでしょう。彼女の近年の書籍は、ほとんどが、こうした内容のものだから、必然的に死に向けた名言集になるわけですね。
過去の数々の失敗も、自分に巡ってきた悲惨な境遇も、全て、覚悟を決めて受け入れてきたという強い女性。死ぬ間際に「頑張れ、まだ生きろ!」と、後ろ髪を引かれる行為が一番辛いだろうと綴っていました。