Category: コラム
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ゼログラと利休
週末は話題の『ゼログラビティ』と不人気な『利休にたずねよ』を観てきました!
『ゼログラビティ』は、映像が凄いと前評判がすこぶる良く、かなり期待しながらの鑑賞。
まさにアトラクションのような宇宙シーンが続き、宇宙を浮遊するプカプカ感が凄かった。宇宙の闇と光、その美しさと怖さが同居する中、ジョージ・クルーニの軽さが絶妙(笑)。宇宙でのゆるーいギャグを飛ばしまくります。
畳み掛けるようなハプニングとあり得ないぐらいラッキーな主人公の展開にできすぎ感はあるものの、宇宙空間とは…こんなものだろうと容易に想像させてくれるあたりが引き込まれますね。
主役のサンドラ・ブロックがとうとう、死を覚悟をした時の地球との交信シーンや涙か宙に浮遊するシーンは心にジーンときました。そして、なによりもサンドラのスタイルの良さはびっくり。顔は男みたいにいかついのに体はモデル級。さすがハリウッド女優さんですね。
そしてもうひとつの『利休にたずねよ』。これは、公開前は死んだ父親と最後で最初の映画となり話題をさらった、海老蔵主演の映画です。でも、大コケだそうで。
茶道の創始者である利休、自体にも興味があったし、海老蔵の演技も気になった。それに、レビューを見ると、お茶の大元が韓国だと描かれていて、物議を醸しているということで、その真偽も確かめてみたかったんですね。
公開2週間程度でしょうか、確かに、お客は、爺さん婆さんだらけで20名程度。で、昼のいい時間帯は公開されてませんでした。
とにかく気になったのは、海老蔵じゃなくて、奥さん役の中谷美紀。彼女のあの妖怪のような微笑み顔が凄いね。それも「あなた様には想い人が…」と、ほぼそのウキ顔で演技し続けてる。下女ようにすすっと歩く姿が、余計に怪奇さを増してくれてました(笑)。
映画は、ほぼ歴史通りに、利休と信長、秀吉との関係性を通し、利休が切腹をせざるおえなかった経緯が展開されます。そこに、利休が生涯、心に密かに思い続ける女性がいたわけですね。それが高句麗(韓国)の王朝の血筋を継ぐ?女性だったわけです。その女性への思いが、利休の美の原点になっているというわけなですよね。
さて、これがどれだけ史実にあっているのかはわかりません。でも、この部分が、反韓意識の強い現在に配慮が足りないというバッシングを受けてるようなんです。
映画の内容は、利休の美に対する意識の高さが全体を貫いており、茶道とは美意識の賜物であるとよくわかります。それに、なぜ利休の茶室はあんなに入口が低かったり、質素だったり…なんてこともわかって興味が深かった。
海老蔵、坊主頭の時はカッコイイんだけど、若き頃の髪の毛がふさふさな利休になると、途端に、強すぎる目力に、アンバランスさが際立って、ちょっといっちゃってる感じの人に思えてきちゃいました(笑)。海老蔵の演技は、舞台役者にありがちな、誇張さはあまり感じられなくて安心して見られました。それに、晩年のシミあり、たるみあり、の容姿がそれらしくて面白かったです。
利休、海老蔵、怪演美紀ちゃんが気になる人は、ぜひご覧下さい。
『ゼログラビティ』は、映像が凄いと前評判がすこぶる良く、かなり期待しながらの鑑賞。
まさにアトラクションのような宇宙シーンが続き、宇宙を浮遊するプカプカ感が凄かった。宇宙の闇と光、その美しさと怖さが同居する中、ジョージ・クルーニの軽さが絶妙(笑)。宇宙でのゆるーいギャグを飛ばしまくります。
畳み掛けるようなハプニングとあり得ないぐらいラッキーな主人公の展開にできすぎ感はあるものの、宇宙空間とは…こんなものだろうと容易に想像させてくれるあたりが引き込まれますね。
主役のサンドラ・ブロックがとうとう、死を覚悟をした時の地球との交信シーンや涙か宙に浮遊するシーンは心にジーンときました。そして、なによりもサンドラのスタイルの良さはびっくり。顔は男みたいにいかついのに体はモデル級。さすがハリウッド女優さんですね。
そしてもうひとつの『利休にたずねよ』。これは、公開前は死んだ父親と最後で最初の映画となり話題をさらった、海老蔵主演の映画です。でも、大コケだそうで。
茶道の創始者である利休、自体にも興味があったし、海老蔵の演技も気になった。それに、レビューを見ると、お茶の大元が韓国だと描かれていて、物議を醸しているということで、その真偽も確かめてみたかったんですね。
公開2週間程度でしょうか、確かに、お客は、爺さん婆さんだらけで20名程度。で、昼のいい時間帯は公開されてませんでした。
とにかく気になったのは、海老蔵じゃなくて、奥さん役の中谷美紀。彼女のあの妖怪のような微笑み顔が凄いね。それも「あなた様には想い人が…」と、ほぼそのウキ顔で演技し続けてる。下女ようにすすっと歩く姿が、余計に怪奇さを増してくれてました(笑)。
映画は、ほぼ歴史通りに、利休と信長、秀吉との関係性を通し、利休が切腹をせざるおえなかった経緯が展開されます。そこに、利休が生涯、心に密かに思い続ける女性がいたわけですね。それが高句麗(韓国)の王朝の血筋を継ぐ?女性だったわけです。その女性への思いが、利休の美の原点になっているというわけなですよね。
さて、これがどれだけ史実にあっているのかはわかりません。でも、この部分が、反韓意識の強い現在に配慮が足りないというバッシングを受けてるようなんです。
映画の内容は、利休の美に対する意識の高さが全体を貫いており、茶道とは美意識の賜物であるとよくわかります。それに、なぜ利休の茶室はあんなに入口が低かったり、質素だったり…なんてこともわかって興味が深かった。
海老蔵、坊主頭の時はカッコイイんだけど、若き頃の髪の毛がふさふさな利休になると、途端に、強すぎる目力に、アンバランスさが際立って、ちょっといっちゃってる感じの人に思えてきちゃいました(笑)。海老蔵の演技は、舞台役者にありがちな、誇張さはあまり感じられなくて安心して見られました。それに、晩年のシミあり、たるみあり、の容姿がそれらしくて面白かったです。
利休、海老蔵、怪演美紀ちゃんが気になる人は、ぜひご覧下さい。