英国俳優、ピーター・オトゥールが亡くなりましたね。正確にはアイルランド出身だそうで、闘病の末、81歳で永眠。



実は、彼の出世作でもあり、名作と讃えられている『アラビアのロレンス』は、20代前後で何度目かのリバイバル上映を鑑賞。確か、横浜の名画座かなにかで4時間近くの映画をじつくり、1人で見入っていたように思います。その感動や刺激がかなり大きく、しばらくはロレンスマニアになっていました（笑）。



映画鑑賞後、アラビアのロレンスに関する本もいくつか読んで、いつしか、アラビアのロレンスと、彼を演じたピーター・オトゥールが同一人物のように錯覚して、妄想に入ったり…。

その大きな理由のひとつは、ロレンスが任務中に敵のボスから性的な嫌がらせを受けたという事実と、晩年結婚することはなく独身を貫いたことなんかがビシビシと体に来たわけです。

もちろん、砂漠のメンズワールドの中のあのヒロイックなキャラクターも大いに惹かれました。でも戦場のヒーローが、リタイア後は、当時の活躍からは想像できないほど寂しい生活を送り、確か、バイク事故かなんかで死んでしまうという一生が、衝撃的だったんですね。

映画史上、間違いなく、名作にあげられる『アラビアのロレンス』。興味ある人は、ぜひ、チェックしてみてください。