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こんにちは。元気ですか?調子はどう?欲張ったり!怒ったり、悲しんだりしてませんか? さあ、少欲知足でいきましょうw。

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わが母の記でムフムフ!?

久々に映画館で映画をみてきました。今、健闘中の『わが母の記』です。

わがはは

前評判がなかなかの原田眞人監督、井上靖原作の作品ですね。

僕自身の総評は、結構満足させてもらいました。正統派日本映画も捨てたもんじゃありません、ですね。大方のレビューが記す通り、認知症になるばあさんの樹木希林がいい。『八日目の蝉』?のときよりも、出演シーンも演技力も数段に見応えがありました。この映画に出演している役者の9割がしっかり演技できてるから、それだけで安心して見られた。宮崎あおいは本当に実力派の女優ですね。夫より仕事を取って正解です(笑)。改めて映画って、演技がまともにできる俳優が大切なのだと実感しました(日本では珍しいことだけど…)。

あと、テンポのよさやカット割りがきいてたなあ。この点に関しては賛否両論があるみたいだけど、だらだらで気抜けしがちな日本映画の中では、かなりしっかり最後まで鑑賞できたのでよかったです。

命題の泣けたか泣けないか…というと、自分は、お父さんの娘を思う気持ち、そして、最大のきもとなる息子と母が対峙するシーンでは、じわじわとうるうるきましたね。2人の演技は、さすが名優のなせる技と感動させてもらいました。

樹木希林、これは国内外にしろ、結構いい賞を獲得しそうですね。彼女は海外メディア向けの記者会見で素晴らしい賞は義理の息子のモックンが受賞してるから自分はいらないって謙遜してたけど、サプライズがあるかもしれません。

今回に限らず思うのは一般人の映画評のこと。もちろん、この『わが母の記』についても、期待外れ、樹木希林だけ目立って話が散漫とか、監督の手法をあれこれ批判する人もいます。誰もが共感できる映画ではない…なんてとんでもないレビューもあるわけなんだけど、だいたいみんなが満足する映画なんてこの世に存在しませんから(笑)。

映画なんて、見る人がその時に心に留めている問題や感情に一番シンクロするわけだし、人生経験が多ければ多いほど、心のシワに染み込んできて、その評価が大きく左右されちゃう。誰かのレビューを参考にしたいなら、普段から自分の価値観に割と近い人の意見を聞くのが一番。それ以外は、そんな人もいるんだあぐらいにするのが正解です。自分の経験を振り返ってみても、人の評価とは反対の感想をもったことなんて山のようにありますから(笑)。

キリンばあさんにムフムフさせられたい人はぜひご覧ください。

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プロフィール

健太郎

Author:健太郎
劇団、旅行会社を経て、1997年10月、テラ出版入社。以後、バディ一色で18年目に突入。いつの間にかバディ最古参の居候エコエコ~なアザラク社員になってしまいました(笑)。フレーフレーテラ出版んっ!

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