イギリスのゲイ雑誌『attitude』2012年4月号を買いました。創刊18周年を迎える『attitude』は、まさにバディとほぼ同級生の雑誌なんですよね。



今月号はUK人気オーディション番組『X-FACTOR』のシーズン8で準優勝をした大人気のマーカス・コリンズ。パッチリおめめでキュートな顔立ち、小ぎれいなルックスは大方の予想通り、マーカスはゲイピープルでした。どうやら、マーカスは以前から『attitude』を購読しており、その影響を受けていたことを編集長が知り大感激！　こうして今回の登場につながったようですね。

とにかくオーディション番組でのゲイ頭角率は高い。以前だとウィル・ヤング、アメリカだとアダム・ランバート、確かオーストラリアにも同種のゲイアイドルが…とみんないち時代を築くぐらいの人気者。この号には新作アルバムのプロモーションとしてアダム・ランバートも登場します。

びっくりなのが、マドンナの新譜『MDNA』が今月リリースなのに、インタビューは全くなし。表紙に『MDNA』レビューとでかくあるのに、たった1ページだけで、本人からのメッセージがない。マドンナが英国に住んでいるときは、あれほど好意にしていたゲイ雑誌も、距離をおかれるとこんなに疎遠になるんでしょうか？　まあ、当の本人も今は若いときのようにゲイコミュニティーと関わる時間がないと発言しているし、先月発売された『advocate』の表紙もマドンナはマドンナなんだけど、昔の写真の加工だったから、彼女のゲイに対する意識は以前のそれとはかなりかけ離れているとは察しがつきます。

全体的には春らしい配色にこだわり、春先の新作ファッションを特集していたり、ビジュアルの美しい号になっています。