大好きだった渋谷のHMVが閉店することになってしまいました。新宿の高島屋店に続いて厳しい状況です。３、４年前までは、週４、５回は足しげく通っては、最新のマキシや新譜を購入していたのに、去年なんておそらく２、３回しか行ってないと思います。自分がこんなんだから、ダメですね（笑）。

ご存知の通り、ダウンロードにとってかわられ、CDやDVDが売れなくなってしまいましたね。

悲しいのはこうしてカルチャーというものが、生まれては消えていくということです。今後はジャケットというアート作品は新たには生まれてこないかもしれません。インストアイベントなんて単語も死語になるかも…。

かといって、量産販売のCD販売店が街中の大切なカルチャーだった小さなレコード店を全滅させたという事実もあります。

情報満載でタダだったR25もデビュー当時は業界の型破り的存在で、週2回もリリースされていたのに、現在は月2回の配布。あんなに街中に氾濫していたR25は、今じゃ見つけるのが大変なほどに…。

内容やスタイルのマンネリ化も否めず、ネット時代にはもう、もたついた感じ。消え去るのも時間の問題でしょうね。これはゲイ雑誌もしかり（ちょっと大胆に／笑）。

どんな世界のなんでもそうだけど、生まれたら後は消えるだけ。始まったら終わりがくるわけです。プロフィールにも書いてある諸行無常とはまさにこのことですね。今がいつまでも今でいられないからこそ今を大切に生きる。なんだか矛盾しているようだけど、矛盾の連続が世の中なわけだから、これもまた受け入れて生きていく、それも今のこの瞬間を歯を食いしばって…、しかないわけなんですね。

こんなことばかり言うと、はめごろしの前に鎮座するお釈迦様が笑うでしょうか!？