飼い犬的ならまだしも、わんこ的話ってちょっとうざいですよね？自分も嫌いでした(笑)。でも、我が家の犬の話をちょっとさせてください（人間って勝手）。犬によってライフスタイルが大きく変わりましたから…。

母の知り合いの子供が犬アレルギーを発症し、4年間飼っていたチワワが飼えなくなり、巡り巡ってうちにやって来ました。保健所に行く寸前です。




その名もやまちゃん。やまちゃんって知り合いやうちのスタッフにもいて気持ちの方向がかなりややこしいんですが、長年使われている名前だから変えるわけにもいかず、仕方なく呼んでます。

ここだけの話、自分的には、チワワとは飼いたい犬種の下位ランクで、なかでもロングコート、茶色は論外だったんですね。でもその全てが備わった最強のやまちゃんがやって来てしまいまた。それもデカいパピヨンのようなチワワです。

でも、これが運命。フェイト、デスティニーです。結婚もこんなもんなんじゃないんでしょうか？そんな風に、いいようにとらえる努力に勤め、理想や憧れをタンスにしまい、やまちゃんとの生活が始まりました。去年の真夏の出来事です。

やまちゃんとのリーダー確認の格闘をなんとかクリアし、自分に従順に接してしてくれるやまちゃん。『いぬのきもち』を購読し、ありとあらゆるチワワ本を買いあさり、日々、生態としつけの勉強。飼い出してからほぼ毎日、帰宅後、深夜の土手を散歩し、食事をあげ、飽きたらどうするか頭を悩ませ、次第に絆が深まっていきました。

そして半年を過ぎた今は、大事なパートナーとして毎晩、ソファーの上で、自分の帰りを待ってくれています。暗い部屋でカキを開ける音がすと嬉しくて嬉しくて駆け出したいのに、我慢して待っているんです。可愛いでしょう？

小沢一郎が言った『犬は裏切らない』とは使い古された言葉ですが、なんとなくしっくりくる時代に自分自身も突入してしまったのかもしれませんね。喜んでいいやら、悲しんでいいやらです。