今日は、次号（5月号）からスタートするゲイ関連のお店をフィーチャーして大きく取り上げるコーナーのお店取材に行ってきました。早めの取材で現在進行形の4月号作業と微妙に交差して、ちょっと頭の中ぐるぐるです(笑)。

前事務所も、実は、新宿二丁目に近く、歩いて5分程度だったんですが、極力二丁目には足を踏み入れないようにしていました。もちろん仕事では別ですが、プライベートでは、20代～30代にかけて散々遊ばせてもらいましたからね。四六時中ゲイ関連の仕事をしているとオフでは全くゲイに関係ないことをしたくなるんです。

しかし、今は毎朝、毎昼、二丁目の仲通りを歩き、空を見上げ、明るいゲイバーの看板たちをしげしげと眺めています。でも、二丁目って改めて見るとノンケの会社やお店が増えていてびっくりしました。お昼時はうようよリーマンたちが二丁目を回遊しています。

『新しい』とは、変化が多く、１から始めなければならないこともいっぱいあり、正直しんどいことも多々あります。いつもの、今までの、方が安心だし楽に決まってます。自分自身を振り返ると、そうした自分もいるのですが、そうじやない、『新しいもの』を望み、変わることを喜ぶ自分も確かにいて、どちらかというと変わる方に気持ちは大きくいることの方が強いような気がします。変化に抵抗せず受け入れ、そこに希望を見いだす。思った以上に革新的な姿勢に驚く自分もいます。

そういう意味では公私ともに環境が変わり、しんどいけれど、なんだか、先はあると思えるんですね。それは今までとは『違う』という『今』にいるからなんだと思います。現に、事務所の引っ越しで、今までの全ての流れが変わり、自分自身が新しく生まれ変わったような気さえしてきているんです。

僕って、ざっくり言うと、いい意味でも悪い意味でも前へ行こうと努力する未来人なのかもしれません。こんなこと言っちゃいけないんだけど、なんにつけ、振り返る作業って本当に苦手なんです(笑)。