もともと占いやら、スピリチュアル的なことを大切に考えるタイプなのですが、今は、あまりそれらを必要としていません。

まあ、その二つは似ていて全く異なるものなので並列すべきものではないのですが…。

より現実的で、今的に生きる結果、そういったことは、ある意味、もう、どうでもいいことのように感じるわけです。

趣味レベルで、仏教の大元、原始仏教の書籍を色々と読んでいると、何を感じて、何を大切にして生きるべきかが、なんとなくわかってきます。

原始仏教とはブッダの本当の教えに最も近いもの。彼の死後200年ぐらいまでの仏教を指し、日本や中国のそれとは全く異なるもので、よく言われているのは、哲学に近いもの、正確には世の中の真理ということになるわけですが、これが、どっしりと心に響く。

まあ、単純に、日本の仏教がいかに後世の人々によって独自に作り上げられてきたかがわかるので面白いんです。　仏教と冠婚葬祭はもちろんのこと、お寺、仏像、お経（一般的な）などとは元来、関係ないわけで…。

その教えは、掘り下げればややこしいけれけど、簡単にいうと、悪いことはせず、清く正しく生きるということかなあ。あと、欲望は持たない。そして、誰もわからない未来のこと、ましてや、来世のことなんて考えない。人に頼らず自分自身と世の中の真理をのみを拠り所に生きること。今のこの瞬間、瞬間を大切に、前向きに生きるということなんですね。

これも、簡単そうで、実行するのはなかなか難しいってのは百も承知（笑）。

でも、これらに出会うかどうか？　気付くかどうか？が、晩年を生きる上で大きな差異を生じるような気がします。