毎晩、深夜の夜空を眺めるんですが、その有り様が毎晩、毎晩違っていて面白い。

ひとつ言えることは、夜の明るさや暗さは、日によってかなり違うということ。

明るい夜の日は、気分もなんだかのってくるんだけど、恐ろしいぐらいに真っ暗な夜は、全く生きた心地がしません。

こんな時によく考えるのが、大昔の暗闇。電球も街灯もなく、あるのは蝋燭や提灯だけ。

かつて母親の実家、西会津に帰省したとき、夜があまりに暗くて、目の前のものが全く見えないからびっくり！これなら、お化けや妖怪が出てきても不思議ではないと実体験で納得したものです。

こうした時代の人々がより精神性の高い生活をしていただろうことは容易にわかります。

でも、その闇の世界とは裏腹に、頭上の世界の展開には圧倒させられるばかり！ 夜空一面に溢れんばかりの星屑が散らばっていました。

何だか人間の希望と絶望の構図を壮大にかつ、間近に提示されているようで、不可思議な感覚に陥ります。