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こんにちは。元気ですか?調子はどう?欲張ったり!怒ったり、悲しんだりしてませんか? さあ、少欲知足でいきましょうw。

Category: コラム   Tags: ---

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真夜中の動物園

今回もモノ紹介なんですが…。

3年ぶりのオリジナルアルバムをリリースした中島みゆきの新譜について少々。

ジャケット、かなり先祖帰りしてますね(笑)。

miyuki

僕が中島みゆきのアルバムを最初に買ったのは高校1年生のとき。悪女とか一人上手なんかが流行っている頃で、気になっていたので過去のアルバムを買ってみることにしたんです。買ったアルバムは、いきなりディープな『生きていてもいいですか?』だったんですよね(笑)。出だしから泣きながら歌ったという伝説の『うらみます』から始まったわけですからかなりのインパクトだったわけです。

ここから中島みゆきファン歴が始まりました。かれこれ20年以上。

今回のアルバム『真夜中の動物園』は、とても聞きやすい曲が多く、なんだか懐かしい感じもします。僕個人的には彼女のがなり声はあまり好きではなく、今回のように自然体で歌う歌い方のほうが好感がもてますね。動物園とアルバムのテーマをたてて、ほとんどの曲に、動物のタイトルをつけていますが、これはちょっとやり過ぎじゃないかなあと個人的には思います。無理やり特性のある人間を動物に例える必要性はあまり感じないかなあ。

アルバムをひとつの作品と考えている彼女がトータルイメージを大切にしているのはわかるけど、クラスメイトの一人一人に動物のあだなをつけて、学芸会をしているようで、なんだかお楽しみごっこの延長上のように思えちゃう。といいながらも、曲の全てに動物が登場するわけではないのでご安心を…。これってかなりの斜めな入り方でしょうか(笑)?

でも、イメージで引っ張るなら、中期の名作『寒水魚』『予感』『臨月』など文字ではなくアルバム全体の持つ空気感で勝負してほしいなあ。これらのアルバムは未だ色褪せない中島みゆきの代表作だと思っています。

もちろん今作も心にぐっとくる楽曲も結構あます。ファイトにつながる『負けんもんね』、宙船につながる『小さき負傷者の為に』、誘惑のような『サメの歌』、本日、未熟者につながる『今日以来』など、どれも聞いたことがあるかも?といった曲も多かったり…。だから懐かしいのかも、ですね。

一番好きなのは、現代の軽い時代、ネット時代の危うさを淡々と歌い上げる『まるで高速電車のように私たちはすれ違う』。まさに今の時代だから生まれた秀作です。そして飾り気のない素の気持ちを儚くストレートに歌う『夢だもの』あたり。懐かしくて聞きやすい曲調ですね。

みゆきさん、輪廻転生の歌をうたっちゃうぐらいだから、さすがこの年になって恋愛ドロドロな曲は皆無だけど、どれも突き抜けた前後左右の全ての存在を組み込んだ歌詞が多いですね。でも最後は『負けんもんね』といった定番の頑張りましょうソング。こういうのはみんな好きですもんね。さあ、中島みゆきを聞いて、明日も、とりあえず頑張りましょう!

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プロフィール

健太郎

Author:健太郎
劇団、旅行会社を経て、1997年10月、テラ出版入社。以後、バディ一色で18年目に突入。いつの間にかバディ最古参の居候エコエコ~なアザラク社員になってしまいました(笑)。フレーフレーテラ出版んっ!

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