陽射しは強いけど、秋風が気持ちいいですね。

うちの家のメインツリーはハナミズキです。ハナミズキは通常、今頃、赤い実を付けています。葉は元気なく枯れかかった感じ。これは死んで行くようで寂しいんですが、でも、実の艶のある赤色が生命力をくれる。だから、いいんですよね。

でも、うちのハナミズキはちょっと様子が違う。花も実も、あまりなりません。もう、うちに来てから9年になるのに、どれもちょぼちょぼな出来栄えなんです。

だいたい、希望は白い花だったのに、実際に咲いたのは、赤い花。この時点でかなりアウトだったのに、翌年は花は一切咲かず、その次の年もダメ。9年経った今年は、最多の5つほどか開花してくれました。

花が咲かないから、実がならない。なんだか悲しい話です。

そんなことを尻目に、駅前の歩道に植えられたハナミズキ群は見事に花を咲かせ、今、赤い実をたわわにみのらせています。

人生、同じようで、いろいろ。そんなことを、爽やかな情景の中で、実感出来る瞬間です。