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こんにちは。元気ですか?調子はどう?欲張ったり!怒ったり、悲しんだりしてませんか? さあ、少欲知足でいきましょうw。

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貴男の『最終目的地』は?

先日、新宿シネマートで上映されている映画『最終目的地』を見てきました。

日本チラシ
▲センスのない日本版チラシ

確か、3年ほど前の東京国際映画祭で上映されていながら、なかなか日本公開が決定しなかった作品だったような気がします。映画自体は2008年制作ですから…かなり遅い。

海外チラシ
▲海外版の方が好きだけど両面とも真田広之がいない!(DVDのジャケットにも…)

『眺めのいい部屋』『ハワーズ・エンド』を手がけ、巨匠ジェームズ・アイボリー監督作品ということもさることながら、真田広之のゲイ役というのが断然気になって、気になって、劇場に行きました(笑)。

内容をザックリいうと、1作にして名作を描き上げた南米在住の作家が自殺し、その彼の伝記を書くために、彼の家族に許しをもらいに向かうアメリカ青年。そこには、未亡人、愛人、愛人の子供、真田広之とパートナーを結ぶ作家の兄が住んでいて、複雑な人間関係を形成しているわけです。それぞれの思いが交錯して、そして、それぞれが最終目的地に到達するというお話です。

まず、感心したのが真田広之の英語と演技の実力ですね。風貌はアジア人でも全くネイティブのように芝居をこなす。まあ、海外作品には数多く出演しているから、経験の末、その辺は当たり前にクリアしてるんでしょうけど。

カップル
▲この後のキスシーンもいい感じ。

それに、真田広之の体が美しい。52歳とは到底思えない美裸体を披露しています。それも全裸ですよ。アンソニー・ホプキンスと寄り添っちゃう。う〜ん、普通に考えると身震いしちゃうかもしれませんが、全く嫌味がない。スゴイ話です。

一方、アンソニー・ホプキンスの方も、思わず「いるいる」なんて感じの、上品なで小奇麗、ちょっと毒っ気のある、おじ様ゲイを演じていて違和感がない。

その上、彼とアンソニーとの関係性が嘘臭くもなく、また、押し付けがましくもなく、とっても自然でいい感じなんですよね。お互いにキスし合うシーンも2回ほどあるんだけど、2人の支えあってきた絆が目に浮かぶ樣でしんみりとさせられちゃいました。

インタビューで、アンソニー・ホプキンスとならどんな役でもやりたいといっていた真田広之ですが、まさか、彼の恋人役だとは思わなかったと語っていましたね。

映画全体を包む雰囲気が、映像も音楽も、なんだか『ブロークバック・マウンテン』のようで、心地良い雰囲気でした。

あと、作家の愛人役、シャルロット・ゲンズブール、確かジェーン・バーキンの娘が、内気で繊細な役柄を見事にこなしていました。彼女は、昨年公開の『アンチ・クライスト』で、大胆なセックスシーンを披露していましたね。スクリーンいっぱいのオナニーまで見せてくれた女優さん。あっぱれです!

愛、葛藤、絆、旅立ちを、じんわりと味わい人は、ぜひ鑑賞してみてください。

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プロフィール

健太郎

Author:健太郎
劇団、旅行会社を経て、1997年10月、テラ出版入社。以後、バディ一色で18年目に突入。いつの間にかバディ最古参の居候エコエコ~なアザラク社員になってしまいました(笑)。フレーフレーテラ出版んっ!

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