今朝、ワイドショーを見ていたら、伊達マスクなるものを紹介していました。風邪や花粉症でもないのにマスクを常備着用する人たち。急増中だそうです。

これは、付けてると安心するから、守られているからという理由で終始付けているわけです。

僕は、付ける方が自由を束縛され、息苦しさを感じるから、極力つけたくはない派なのですが、若い世代はその逆。他者との接触をできるだけ避けて、小さく生きたいらしいんです。

この内向タイプはまさに現代社会の生き方で、ネット、ゲーム、携帯、アイフォン世代が生み出した超個人主義の申し子でしょうね。

それにしてもサンプルであがった家族のズレようは酷かった。

息子は家族と食事中もマスクを外さない。外すのは親が本当に怒ったときだけ。「案の定、学校でマスクマンと呼ばれてからかわれているみたいなんです」とぼやく母親。でも、息子がこれで不安を取り去れるなら…なんてこともつぶやく有り様。あの接遇の鬼教官がいたらぶっ飛ばされる話しです（笑）。

こうしてテレビに出演することでさらなるいじめにあう可能性をこの両親は全く考えてないんですね。考えようによっては、怖い話です。

ここで、親がきちんと説明するなり、説教するなりしない。世の中との関わりを教育しないから、内向し、世間を知らない子供、しいてはナンバーワンじゃないオンリーワンでいいんだよ、なんて表面的な思想が増えるんでしょうね。

オンリーは結構、でもそれはワンオブゼンであることを知った上でのオンリーワンであるべきです。