僕の好きな人物に松下幸之助がいます。彼の持つ実直な性格、正しいく生きる生き様が、仕事をすることの意味、生きることの根本を提示してくれるからなんですね。

まあ、ここであれこれ語らなくても、彼の教えを知っている人はごまんといるでしょうから、だらだら言いません（笑）。でも、ちょこっとさわりだけね（笑）。

もちろん自分が彼の申し子だなんていう気もさらさらありません。自分は懐を緩めれば煩悩の固まりがひょこひょこ飛び出すフツーの人間ですから…（笑）。

ただ、いつも身につまされるのは、彼が言う『素直な心になるために』というキーワードです。心が素直な、ニュートラルな状態にいないのなら、新しいものを何も得ることはないわけです。なぜならそれは他者を受け入れない状態にいるからです。困難な時でも素直でいられるならほぼ間違いなく、正しい道に進んでいける、正しい判断ができるということなんです。

でも人はなかなか心持ちをゼロポイントに持っていくことはできないんですね。年を重ねれば重ねるだけ、背負うもの、肩に積もるものも大きくなる。そうなるともう、考えは偏り、人間性のバランスは崩し、人の意見なんて聞きやしない。最悪です。そして誰もがお決まりの自分！自分！になるわけです。自分がよければすべて良しですね。

素直な心持ち。簡単そうで難しい、お金は一切かからないけどややこしい、いつでも始められるけどなかなか芯にたどり着けない。でもトライする価値と達成時の効果は十分に見込める生き方です。スナオ1バンデスね。