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こんにちは。元気ですか?調子はどう?欲張ったり!怒ったり、悲しんだりしてませんか? さあ、少欲知足でいきましょうw。

Category: コラム   Tags: ---

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現在進行形

今日はバディについて、もろもろを…。

多くの方は、バディ読者は若い子が多いと思うでしょうが、実は30代が一番多く、次が40代、その次が20代、50代と続きます。不況の中でも支え続けてくれるのが、バディとともに成長してきた30代~40代なわけです。もちろん長年読み続け、バディを卒業した同級生も多いのですが、マニア誌を支えてくれるのは長期ランナーのコアなファンなんですね。

もちろん、新たな若い世代の購入者も増えていますが、ネット世代にはネット世代のライフスタイルがあります。自分も含めてそうなのですが、雑誌世代には雑誌の持つ魅力を感じるところがあり、それを今でもどこかで求め続ける姿勢があるんですね、多分。

そんな世代に支えられながらこうして存在し続けられることに感謝しながら、自分たちの置かれた立場や条件、環境を見定め、毎月、バディ作りに励んでいるというわけです。

また、長期発行の雑誌の宿命として、スタイルのチェンジがあります。10年前のスタイルを10年後にそのまま構築するなんて有り得ないことですよね?

10年前のバディの役割は、ポストボックスと広告などから得られるゲイの遊び&エッチ情報でした。10年後の今はどちらも大きく求められてはいません。今はより絞られたポイントの情報や手間をかけたカラーページや多角的な取材もの、まとまったコミックや小説など個人発信ではパンチの出しづらい内容のものです。

確か、今や超一般健康雑誌的な『ターザン』なんかの創刊から数年は、かなりゲイゲイしく、濡れた短パンのドアップややたら筋肉美の半裸の男性写真が多く、別口のゲイ雑誌のようでしたし、『メンズエッグ』もかなりエロマニア誌よりの誌面展開でゲイネタ、男の裸ネタ満載でしたね。今や普通のフッション誌になってしまいましたが…。今はなき『ポパイ』『ブルータス』もそんな変遷をたどっています。かつて一般誌でのゲイカルチャーネタの先人をきっていた『クレア』は、以前取材時に「今は、かつてのカルチャー色は全くありません」と話していました。

バディに関しては10年前とは7割変わっているでしょうか?あまり変わっていないのはビデオ紹介ページと小説、広告ページぐらいではないかなあと思います。

変わることと変わらないこと。そのバランスは大いに問題なのですが、時代、環境、作り手が変わった以上、昔でいられないのは当然のことなわけですね。

自分の個人的な見解からしてみれば、今がベストなわけではないのですが、今の立ち位置からの過去のバディはダサくてかっこ悪い。かっこの悪い場所には戻りたくないわけです。脳みその足りなかったかっこ悪い自分にも、やっぱり戻りたくないんですよね(笑)。いい意味でも悪い意味でも過去にはしがみつきたくはないのです。

とにかく、いつでも、前があるのみ。現在進行形でいきたいと思います。

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プロフィール

健太郎

Author:健太郎
劇団、旅行会社を経て、1997年10月、テラ出版入社。以後、バディ一色で18年目に突入。いつの間にかバディ最古参の居候エコエコ~なアザラク社員になってしまいました(笑)。フレーフレーテラ出版んっ!

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