本日、『マリリン7日間の恋』の試写会に行って来ました。



タイトルからもわかる通り、かの有名なマリリン・モンローの映画です。えっ、あのマリリンを誰が演じるか？というと、『ブロークバックマウンテン』で故ヒース・レジャーの奥さん役を公私ともに演じたミッシェル・ウィリアムズ。彼女のルックスは本当にマリリンそっくりでビックリです。演技も抜群にうまい。

内容をざっくりいうと、マリリン初となるイギリス映画『王子と踊り子』の撮影時の裏舞台とそこに秘められた助監督（というかAD）との1週間の淡い恋物語を綴った作品です。翌年にはあの大ヒットを飛ばした『お熱いのがお好き』を撮影した頃の話。

とにかく映画全体はすばらしくよく出来ていて、マリリンのことをあまり知らない自分でも、彼女ってとってもナイーブで、その裏返しとして、ひどく自己中的であり、やっぱり歴史に残る大スターだったんだと改めて感心させられました。

個人的には彼女の演技方法の在り方に非常に興味がひかれ、今もなお多くの俳優に影響を与えているリー・ストラスバーグのメソッド法をマリリンが信望しているところが面白かった。

映画全体からは彼女の死につながる道筋もみえてきます。マリリンって、だから長生きできなかったんだなあ…なんて。詳細は『BADIOUT 3月号』にてお伝えします。

『マリリン7日間の恋』
2011年／アメリカ・イギリス／100分／配給：角川映画
2012年3月24日（土）から『角川シネマ有楽町』『ヒューマントラストシネマ渋谷』他にてロードショー