今日はクリスマスですね。街の一部はメリー･メリー･クリスマス状態です。

こうしたイベント的祭日が来る度に日本人のただならぬアイデンティティを感じずにはいられません。

クリスマスはキリスト教の祝日。初詣は神道や仏教の習わし。教会で結婚式を挙げて、お寺のお墓に入る。ハロウィンなんてかなりいい加減な扱い。多くは本質は問わず、イベント性のみに執着して催してるんですね。

もとを正せば、明治維新を境にちょんまげや着物など生活スタイルをがらりと変えたり、旧暦を捨てたり（アジアで旧暦を重んじないのは日本だけ）、新しいものへの鞍替えが驚くほど早い。この流れは現代の日本人にも脈々と受け継がれる国民性とも呼ばれるものでしょうね。

ちなみにみんなが気にする大安や仏滅などは明治維新後に太陽暦の暦を売るために考え出されたものなんだそうで、歴史的、学術的な意味は全くないようです。 でも、今では日本の冠婚葬祭にはかかせない人口アイテムとなってしまいました。

軽くて何も考えないのは日本人の気質。こうしたことだけでも、日本人とは、いやはや、不思議な国民だとわかりますね。