最近、少し気になることがあります。

どこかの団体が今年活躍したゲイ･レズヒアンに賞を出す『スーパースター・アワード』なるものを開催するようなのです。

この心意気自体は申し分のない素敵なことなのですが、その選考組織、選考方法や期間などに大いに問題がありそうなんです。

この賞の選考基準自体がバランス性を掲げているにも関わらず、選考方法や選考委員がアンバランス。選考委員の各人が問題があるのではなく、バランスの欠く人選であることが問題なんです。

仲間うちでやりたいなら、特定の企業の冠をつければよくて、それなら偏りはいっこうに問題はないのですが、いかにも業界全体を代表しているかのような作り？うたい方は慎重に対応しなければいけませんね。

一般誌でも紹介されているとありますが、状況を理解しないで記事にしてしまうあいまいさもかなりぬるい感じ。また、バディにも取材のオファーはありますが、各ゲイ雑誌に情報さえ掲載できず、背景にビジネス臭の強い団体が、告知から1ヶ月たらずで決定してしまう賞には慎重なチェックが必要ですね。

ちなみにこの関連企業は、かつてミスターゲイなる日本代表を短期間で整合性を欠いた状況で選出し、世界大会に参戦しようとしたものの、結局、世界大会から相手にされず、ポシャってしまったという経緯があります。

イベント自体は素晴らしいこと。でもその先に限定企業のただならぬ思惑があるとするならば由々しきことです。