Category: コラム
Tags: ---
お付き合いのバイブル本 『二人で生きる技術』
みなさん、本は読みますか?
自分は、なぜか本を読むとすぐに眠くなってしまうので、読みたい本があってもなかなか手際よく読み切ることができません。通勤の電車で読んでいてもせいぜい15分ほど読んだら、もう、うとうとしてきちゃいます(笑)。
最近読んだ本の中で心動かされたものが2冊あります。
1冊はみうらじゅんの『さよなら私』。「自分なんて捨てなさい、『自分』ばっかり大切にしているから、悩みがつきないんだよ」というお釈迦様の教えに基づく本なんですが、こちらの感想は、2月号の編集後記に書きましたので、興味のある人は読んでみてください。
そして、もう1冊は、『バディ』本誌で連載をしていただいている大塚隆史さんが書いた『二人で生きる技術』(ポット出版2200円+税)です。こちらも1週間ほどかけて、ちまちま読んでいたのですが、予想以上に深く厚い内容だったので、いろいろと考えさせられながら読みふけりました。恥ずかしながら、電車の中で思わず涙した、なんて箇所もありました。
若きバディ読者なら、タック(大塚さん)とくればゲイアート関連に詳しい人と思うかもしれませんが、バディ愛読歴が長い読者の方なら、タックさんが長期に渡り、バディ誌面で恋愛、パートナーシップをテーマに連載をおこなっていたことはご存知かと思います。 そんなタックさんが満を持してのパートナーシップ本を出版されました。
内容は…というと、タックさんの歩んできた人生を通し、結婚という社会的ゴールのない恋人同士が、情熱的な恋愛の時期を越えても、長く付き合っていくにはどうすればいいのか? パートナーシップとは一体どういうものなのか?を概念だけではなく、実体験から派生した具体的な方法を用いてわかりやすく解説してくれているんですね。
僕自身、1人で生きるというよりは2人で生きるという道を選ぶ人間なので、考えさせられることが多々ありました。タイミングがいいのか、悪いのか、長く付き合っていた人との決別もあったりしたので、よけい、タックさんの生きてきた様々なシチュエーションと教えに符合するところがあり、やるせなさ半分、心の整理半分といった複雑な心境で読ませてもらいました。
「好きな人と長く付き合いたい!」と願う乙女は多いと思います。しかし長く付き合うにはルールというか、方法というか、タックさんの言うところの技術が必要になってくるんですね。その技術を知っているか、知らないかでは雲泥の差。
かつて、美輪さんが、「結婚とはウハウハな気持ちで過ごすことじゃなく、辛抱し忍耐し続けることなんですよ。我慢できなければ結婚なんてできないんですからね」ということを高らかと仰ってました。その結婚とは違うけれど、僕自身も「付き合うとはお互いの違うところ、嫌なところを認め、調整し、受け入れていくこと」と実体験からわかりはじめていました。相手のいい面が認められるなら「性格の不一致、○○が嫌だから別れる!」では長く付き合う意味がないし、資格すらないんじゃないかと思っています。
もちろん、1人で生きることの選択をタックさんは否定していません。ただ、パートナーシップを築きたいのに築けない、彼氏との関係がぎくしゃくしているのでどうにかしたいという悩みがあるなら、ぜひ、この『二人で生きる技術』を読んでみてください。必ず、今の暗闇から未来の灯りがしっかりと見えてくると思います。
自分は、なぜか本を読むとすぐに眠くなってしまうので、読みたい本があってもなかなか手際よく読み切ることができません。通勤の電車で読んでいてもせいぜい15分ほど読んだら、もう、うとうとしてきちゃいます(笑)。
最近読んだ本の中で心動かされたものが2冊あります。
1冊はみうらじゅんの『さよなら私』。「自分なんて捨てなさい、『自分』ばっかり大切にしているから、悩みがつきないんだよ」というお釈迦様の教えに基づく本なんですが、こちらの感想は、2月号の編集後記に書きましたので、興味のある人は読んでみてください。
そして、もう1冊は、『バディ』本誌で連載をしていただいている大塚隆史さんが書いた『二人で生きる技術』(ポット出版2200円+税)です。こちらも1週間ほどかけて、ちまちま読んでいたのですが、予想以上に深く厚い内容だったので、いろいろと考えさせられながら読みふけりました。恥ずかしながら、電車の中で思わず涙した、なんて箇所もありました。
若きバディ読者なら、タック(大塚さん)とくればゲイアート関連に詳しい人と思うかもしれませんが、バディ愛読歴が長い読者の方なら、タックさんが長期に渡り、バディ誌面で恋愛、パートナーシップをテーマに連載をおこなっていたことはご存知かと思います。 そんなタックさんが満を持してのパートナーシップ本を出版されました。
内容は…というと、タックさんの歩んできた人生を通し、結婚という社会的ゴールのない恋人同士が、情熱的な恋愛の時期を越えても、長く付き合っていくにはどうすればいいのか? パートナーシップとは一体どういうものなのか?を概念だけではなく、実体験から派生した具体的な方法を用いてわかりやすく解説してくれているんですね。
僕自身、1人で生きるというよりは2人で生きるという道を選ぶ人間なので、考えさせられることが多々ありました。タイミングがいいのか、悪いのか、長く付き合っていた人との決別もあったりしたので、よけい、タックさんの生きてきた様々なシチュエーションと教えに符合するところがあり、やるせなさ半分、心の整理半分といった複雑な心境で読ませてもらいました。
「好きな人と長く付き合いたい!」と願う乙女は多いと思います。しかし長く付き合うにはルールというか、方法というか、タックさんの言うところの技術が必要になってくるんですね。その技術を知っているか、知らないかでは雲泥の差。
かつて、美輪さんが、「結婚とはウハウハな気持ちで過ごすことじゃなく、辛抱し忍耐し続けることなんですよ。我慢できなければ結婚なんてできないんですからね」ということを高らかと仰ってました。その結婚とは違うけれど、僕自身も「付き合うとはお互いの違うところ、嫌なところを認め、調整し、受け入れていくこと」と実体験からわかりはじめていました。相手のいい面が認められるなら「性格の不一致、○○が嫌だから別れる!」では長く付き合う意味がないし、資格すらないんじゃないかと思っています。
もちろん、1人で生きることの選択をタックさんは否定していません。ただ、パートナーシップを築きたいのに築けない、彼氏との関係がぎくしゃくしているのでどうにかしたいという悩みがあるなら、ぜひ、この『二人で生きる技術』を読んでみてください。必ず、今の暗闇から未来の灯りがしっかりと見えてくると思います。