色々と話題沸騰中のバットマン『ダークナイトライジング』を見てきました。



異常なほどの高評価（一般人の作品レビュー）だったので、ワクワクしながら鑑賞しました。

結果は…、まあ、良くできてます。内容も詰まっているし、展開も飽きさせない。最後に明かされる本当の黒幕の正体もなかなかやってくれます。ただ、心に引っかかるか？といったら厳しい。まあ、全エンターテイメント映画にお楽しみ以外の何かを期待する方が場違いなわけですからね。



特に良かったのは、アン･ハサウェイのキャットウーマン。綺麗で頭が良く、でもアバズレ。バットマンのあのワイルドなバイクを乗りこなす姿は超イケてました。彼女は本当にいい役者になりましたね。

警察の言動の在り方を大津いじめ事件に重ね合わせるレビューがあったり、個人的にはラストが福島原発事故にリンクさせられたりとダークな内容はまさに現代の世相をタイムリーに映し出しているのかもしれません。

一番印象的だったのは、希望を感じられるからこそ絶望がある、というような悪玉のセリフ。人々に深い絶望を味あわせるためにかりそめの希望を提示するわけです。一番パンチがありそうで怖い。

いいも悪いも、これはハリウッド映画。やっぱり、愛が、全ての道筋を変えるキーワードになるんですね。いつものことですが。