昨日、久々にテレビ東京のドリームハウスを見ました。マイホーム建てのドキュメンタリー番組です。

前半の若夫婦の狭小頑張り住宅も楽しかったのですが、後半で紹介された老夫婦の家はメチャクチャ刺激的でした。平屋の家の中に家を4つ作る発想や、空気循環や日差し角度調整などのエコ仕様、外壁にとたんやねのような透明なポリカーボネイトを使うなど、かなり斬新。

いくつか驚いたのは、いくら孫のためとはいえ、長年住んだ田舎の実家を売り払い、こうした家に住み替えるのはかなり割り切りのいいおじいさん。地元には親戚や友人などがいるでしょうに…。年寄りにはなかなかいないタイプです。

平屋という作りに、同居する41歳の次女は、まったく結婚することはないという前提の作りがいい。まあ、嫁に行けばいい話だから四畳半の1室でいいのかもしれませんが…。

この家は長女の建築家夫婦が設計したので格安かつ斬新にできたのですね。

個人的に残念なのが、ハウスを包む器がでかくて斬新なのに中が意外と細々しているところ。あと壁の部材の柄がうるさすぎる。あと家が火事になるとすぐに燃え広がっちゃうだろうなあってところでしょうか。

立会人？の渡辺正人？の素人みたいなコメントも笑えた。外見を見て「倉庫みたい!?」、キッチンを見て「狭い！」…「収納もたくさんあるし私には十分」とお母さん。

住む人は地味でしたがとても刺激的で興味深い建物でした。