久々に欧米のゲイ雑誌を購入しました。数年前までは毎月買っていたのですが、ここ最近は中身すらチェックしなくなっちゃいました。今回、手に入れたのは以下の３冊、『attitude』『GT』『OUT』です。







立場上あまり偉そうにはいえませんが、ハッキリいってどれも面白くありませんね。ゲイが好きな音楽100とか、映画100とか、活躍した人物100とか、ネタがマンネリ化し過ぎていて、どうにも古くささえ感じてしまいます。当たり前ですが、情報なんかはやはりネットには追いつかないからかなりチョイスされていて少ない。情報がダメなら、インタビューや撮り下ろしで登場する人物がいかに魅力的であるかが勝負のような気がするけど、日本人が知っているようなワールドワイドな有名人も年に2、3回が限度かなあ。まあ、欧米に限らずゲイ雑誌側が、旬の人物やいい男を引き連れて、手間暇かけてどれだけセクシーに見せられるかがポイントになってくるんでしょうね。

唯一、面白かったのが、いまだ『GT』に残るエスコートの個人広告。生々しさが刺激的なんだけど、これ6ページにも渡り65件以上も掲載されているんだから存在感ありますよね。ちなみに『attitude』の方では、今やエスコートは1件のみ、GAYDVD広告は一切なくなっていました。これが現状なのか、意図的に排除したのかはわかりませんが…。

日本のゲイ雑誌ではDVD付きは当たり前になっているけど、欧米ではまだ少ないような気がします。このDVD付きの流れは欧米で誕生するんでしょうかね？　日本的には、ブランドグッズの付録付が実現すれば素晴らしいのですが、この点は経費と部数のバランスの関係上、大手出版社のようにいかないんですね。

それにしても、輸入雑誌の価格も高すぎますよ。『attitude』『GT』はともに4.25ポンド、日本円にして520円ぐらいなのに、店頭販売価格は1292円＋税。この価格はバディよりは安いんだけど、定価の2倍以上ならゲイ雑誌マニアしか買わないでしょうね。かつては両者は890円ほどで売っていたのに、どうしちゃったの？と思うけど、もしかしたら輸入方法やルートが変わってしまったのかもしれません。