今日は毎月の恒例行事、反省会です。最新号についての意見交換ですね。

ここ最近の反省会は、あまり面白みはありません。現在一般メディアで活躍するメンバーが在籍していた頃は、反省会は毎月、ある種、戦場のようで、どんな意見がでるか覚悟を決めて望まないと逆風に吹き飛ばされてしまうぐらいの緊張感がありました。

まじめにやればエンターテインメント性がないとか、ネタが偏りすぎると全体のバランスが悪いとか、時代に追随してるだけで何も新しいものを提供してない、自己満足の世界だ、なんてね。ダメ押しは、クライアントへの気配りのなさに激怒する社長のパンチでした。

今となっては笑い話ですが、ある有名スタッフからは、反省会に向けて口裏を合わせるように何度も指示されたのを思い出します。

特集担当者としては、正直、斜め読みするスタッフはウザイのですが、会としては議論に厚みが増すので、必須要素だったりするわけです。

でも気をつけなければならないのは、その斜め読みも全くの的外れの場合があること。そしてその逆に、作り手側に妙な自信があり、自分が全てだと勘違いしてしまう排他的なパターンもあるということです。

だから、バランス感覚と人間性を磨き、善悪と対峙するしかないんですよね。