前述の通り、休みはレンタルDVDを見ていました。



『デスパレートな妻たち』は、5シーズン。今回はあまり評判はよくないのですが、まあ、普通に楽しめました。まだ6巻までしか見ていないので今シーズンの終わりも気になりますね。



でも、ストーリー展開はキャストとシチュエーションをちょっと変えただけで少々マンネリ気味かなあ。

毎回とんでもないことが起こるから、人が死ぬぐらいでは驚かないのですが、人が死んでもびくつかないデスパ妻たちにはビビります（笑）。

今回改めて認識させられたのが出演者のわがままぶり。全員、大人子供で自己主張が激しい、激しい。でも自己主張しないとドラマでは劇的な展開が難しいわけですから仕方ありません（笑）。

あと、ゲイカップルの描き方が、ヤバくなってきているんじゃない？もちろんノンケが描く典型的なゲイではないのだけど、ゲイがドラマとしてこう存在したら面白いだろうなというゲイになっていて、別の意味で作られたゲイになっているところ。ちょい、やりすぎだね。まあ、やりすぎがデスパの味でもあるわけだけど…。




あと評価の高かった韓国映画『息もできない』を見ました。映画雑誌『この映画がすごい！』の2010年本当に面白かった映画のベスト10にも選ばれたし、バディスタッフ数人もイチ押ししていた映画。

簡単に言うと、殴る蹴るの暴力で自分の存在価値を確かめていたリーダー格のチンピラが、女子高校生との交流を経て、人間性を回復してゆく。しかし…最後に悲惨な結末がまっている。



とにかく主演の男性も女子高生も演技にそつがない。両者ともイメージに合っていてストーリーにのめり込んでいける。これが日本のように人気だけを売りにした旬なタレントが演じてしまうと、とたんに借り物の二流映画になっちゃうんだよね。

突っ張って不器用に生きる主人公が女子高生に見せた泣きじゃくるシーンは誰もが涙せずにはいられないはず。幸せと苦しみの絡ませ具合も抜群によかったです。

上辺だけの人生に疲れ、魂で勝負したいと思う人には『息もできない』をお勧めします。上辺だけの華やかさをお求めなら、デスパでお楽しみください（笑）。