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こんにちは。元気ですか?調子はどう?欲張ったり!怒ったり、悲しんだりしてませんか? さあ、少欲知足でいきましょうw。

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苔のように生きるとは?

本日、韓国映画『黒く濁る村』を観てきました。

苔

韓国映画ファンとは言い難い僕ですが、前にバディ本誌でも紹介した『母なる証明』は思いのほか、素晴らしく、ウォン・ビンの今までとは180度異なる知的障害者の役どころや、日本なら絶対に三田佳子がやるべき母親役の息子溺愛具合に、うねうねと踊るダンスなど、パンチのあるストーリーにワクワクしてしまいました。まあ、これは別映画ですが…。

今回の『黒く濁る村』(原題 moss/苔)は、もともとウェブコミックで爆発的に人気を獲得し、韓国で340万人を動員したというモンスター級の映画。韓国国内最大の映画賞、大鐘映画賞4部門を獲得するなど、注目度抜群の映画という前振りです。東京国際映画祭でも上映されましたから…。

とにかく村人の容姿が、いろんな意味で怖ろしい。みんな訳ありで、沈んだ瞳。これが韓国流なのかどうなのかは定かではないんだけど、台詞に妙な迫力と気合いがあって、とってもとっても恐いんですね。

謎多き村で死んだ父さんの知らせを聞いて、20年振りに亡き父に会いに行くハンサム(!?)主人公。そこに妖しい影を感じた息子は、村の秘密を根掘り葉掘り調べまわる。すると、一人、二人と関係者が死んでいく…。そして、そこには、驚愕する村の本当の姿があったのだ…というのが簡単な内容説明なんだけど、とっても土曜ワイド、火曜サスしています。

ゲイ的にお薦めしたいのが、パク・ミヌク検事。目鼻立ちも大きく、ガタイもイイ感じ。とにかく、勤務中もすがすがしく、窓に腰をかけるショットなんて決まりすぎ! 本当、頼れる兄貴っ、ついて行きま~すてな感じすね。焼きそばをパクつきながら電話をする姿なんて、オイ、織田裕二か!なんて思ったぐらい(笑)。敵対するハンサム(!?)主人公とも、なんだかいい感じで展開していくわけで、別の見方をしたら、この2人ナイスな関係に思えてきちゃいました。この辺が、韓流スターの魅力だったりするのかもしれませんね(もちろん本作はゲイ映画ではありません)。

後半は、殺し合いというただならぬシチュエーションが続き、謎が次々と解明されていきます。そして、最後の最後で、誰がワルなのかが判明します。韓国の世俗が織りなす闇もかなり深そうですよ。

2時間21分の大作、11月20日(土)より全国ロードショーです!

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プロフィール

健太郎

Author:健太郎
劇団、旅行会社を経て、1997年10月、テラ出版入社。以後、バディ一色で18年目に突入。いつの間にかバディ最古参の居候エコエコ~なアザラク社員になってしまいました(笑)。フレーフレーテラ出版んっ!

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