先日、上野の東京都美術館に、ボッティチェリ展を観に行ってきました。かなり、言いにくい名前（笑）。



あの気品溢れるヴィーナスの絵画で有名な、中世のイタリア、フィレンツェで大活躍した天才画家ですね。

今回、そのヴィーナス画は来日しなかったんだけど、彼の多くの名画と、その師匠と弟子、ライバルたちの名画も同時に公開され、見ごたえのある展示会でした。

とにかく絵が美しい。古典的な絵画の手法を継承した彼の作品は、美しく、神秘的でもあり、威厳もある。

どうしてこんなに素晴らしい絵が描けるのかなあーと、ホント、感心するばかり。

絵画自体の素晴らしさはもちろん、500年前の作品を、こうして目の前で直に観られることが何よりもうれしいんですよね。500年分の歴史のパワーを直接浴びる感じとでもいうんでしょうか。

一番のお気に入りは、フィレンツェで当時、一番美しいと言われていて、ボッティチェリ作品の女性像のモデルになった貴婦人の肖像画とキリストの十字架画像。キリストの絵は光と影を生かした展示方法も素晴らしく、見入ってしまいました。

興味のある人は、ぜひ、足を運んでみてください。美に関係する仕事をしている人には大変勉強になると思います。