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こんにちは。元気ですか?調子はどう?欲張ったり!怒ったり、悲しんだりしてませんか? さあ、少欲知足でいきましょうw。

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マドンナ考

前のセレブネタ続きではあませんが、先日、マドンナが肩入れしているマラウェイで同性愛カップルに対する厳罰がありました。それに非難する声明を彼女自身が発表し、その結果、その成り行きを大きく動かしましたね。

マドンナは、自分が20歳のころからの大ファンで、良くも悪くもゲイを利用して名声を高めてきたアーティストです。これは紛れもない事実。

彼女はかつて女性経験はあるけど、やっぱり男性がいいと語っていました。ストレートの彼女は、ときにビアンであるかのように振る舞い、ゲイメディアを利用し、アルバムのセールスを上げたこともあります。スキャンダラスであればあるほどマスコミは彼女を取り上げ、世間から注目されるわけです。この手法を見習って、ある時期、追随したのが聖子ちゃんで、悪女を演じていましたね。

マドンナが同性婚を推し進める民主党を公に支持したり、最初のバレーダンサーの先生がゲイで、初めてゲイクラブに連れて行かれ道が開けたり、ある時期までゲイダンサーを積極的に採用しゲイファンを増やしたり、ゲイの弟がこれまたある時期までマドンナのステージをプロデュースしていたりと、ゲイと彼女は切っても切り離せない関係です。

彼女のゲイよりのスタンスは子供が産まれ、再婚するまで続きます。ガイとの再婚後は信じられないぐらい家庭的になり、英国在住のセレブらしく貴婦人のような出で立ちに変わっていきます。そして『子供ができて無償の愛があることを知った』と、人間的には素晴らしいけど、異端児としては、ある意味残念な、わかりきったオチの発言もするようになりました。正直、まだ落ち着いてはもらいたくないわけです(笑)。

マドンナはストレートです。けれど多くの体験や置かれた環境、ゲイ仲間との関係から、同性愛者への差別の現状を知っているわけです。同性愛自体はなにも悪くはないのに、ホモフォビアたちによって傷つけられる現実に声を上げるわけです。彼女には強い意志と地位、誤った価値観を正すという揺るぎない信念があるわけですね。行き過ぎると怖い感じがありますが…。

マドンナは、自分がこうしたアクションをすることの意味合いを充分わかっているわけです。普通の人が動く何倍もの効果があるということを。そしてこのヒロイックさは民衆を引きつけるパワーになることを熟知しているわけなんです。

奇しくも8月の東京プライドパレードには中西圭三さんがライブパフォーマンスを行います。彼はノンケですが、セクシュアルマイノリティに対して偏見を持たず、サポートする意志があることを伝えるためにイベントに参加してくれるそうです。

隠れたゲイ著名人だけが僕らの光りではありません。単なるパフォーマンスだけに終わらない、心あるストレートのサポーターも、実は大きな力になるわけですね。そんな人達の立ち上がりも、これからの時代に期待していきましょう。もちろん大きな視点に立った僕ら自身の在り方にも気を配らなければならないことは、言うまでもありませんが…。

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プロフィール

健太郎

Author:健太郎
劇団、旅行会社を経て、1997年10月、テラ出版入社。以後、バディ一色で18年目に突入。いつの間にかバディ最古参の居候エコエコ~なアザラク社員になってしまいました(笑)。フレーフレーテラ出版んっ!

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