2ntブログ

i'm out now

こんにちは。元気ですか?調子はどう?欲張ったり!怒ったり、悲しんだりしてませんか? さあ、少欲知足でいきましょうw。

Category: コラム   Tags: ---

Comment: 0  Trackback: 0

『告白』

日曜日に話題の映画『告白』を観てきました。

inochi


前評判通りかなりの出来に、日本映画としては久々に入場料に見合う出来映えでした。

松たか子主演ということで演技、大丈夫?と一抹の不安はあったのですが、観た人から、あまり気にならなかったということで、少し安心。監督が松をプッシュしたというからイメージはがっちりきたのでしょうね。

でも、やっぱり松の演技はイマイチでした(ラストのアレ以外は…)。彼女が求められたあっさり演技はわかるのですが、役の深みをもっととらえていたら、より印象に残る名作になっていたでしょうね。

原作は、ご存知の通り、本屋大賞を受賞した湊かなえの作品で、内容がぎっしり詰まっていて、演技がどうとかというよりストーリーを追うだけでも面白いし、監督はあの『嫌われ松子の一生』を撮影した中島監督。もちろん『松子…』や『パコ』のときのような原色のカラフルさはないんだけど、テーマとは相反する美しい映像の見せ方、詩的なカット割など心に深く印象づけられるわけです。いや、この監督は天才的ですね(笑)。

松の娘を殺した犯人が松の担当するクラスメイトの中にいる。松はその犯人に自らというか、間接的に罰を下すわけです。それは、未成年の殺人は法律で裁けないから…。

seito


この映画を観て一番感じたのは、犯人を含めクラスメイトたちの恐ろしさです。今の若い子たちの感覚?ですかね?犯人はもとより、仲間、先生、すべてを追い込んでいく残酷さは胸が痛くなる。

学校が舞台なだけに、観客は圧倒的に学生が多かったですね。


多くのレビューが語るようにこの映画は『命とは何なのか?』がテーマとして置かれているわけですが、これをテーマにした一大マーダーショウとみれば、細かい非現実や演技不足は飲み込めます。

最後の最後まで、各人の告白で話がコロコロと展開する。そして、本当の最後に、予告でも使われた、松の迫真のあの顔にたどり着くわけです。

ラストだけは唯一『嫌われ松子…』のようにファンタジーでキラキラでワクワク?衝撃的で悲しいシーンだと言うのに…。

ぜひ、このパンチを劇場で体感してみてください。

Comments

Leave a Comment

SUN MON TUE WED THU FRI SAT
- - - - - 1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
プロフィール

健太郎

Author:健太郎
劇団、旅行会社を経て、1997年10月、テラ出版入社。以後、バディ一色で18年目に突入。いつの間にかバディ最古参の居候エコエコ~なアザラク社員になってしまいました(笑)。フレーフレーテラ出版んっ!

ご意見・ご要望はコチラまで

名前:
メール:
件名:
本文:

アクセスランキング
[ジャンルランキング]
未設定
--位
アクセスランキングを見る>>

[サブジャンルランキング]
未設定
--位
アクセスランキングを見る>>
アクセス
QRコード
QRコード