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こんにちは。元気ですか?調子はどう?欲張ったり!怒ったり、悲しんだりしてませんか? さあ、少欲知足でいきましょうw。

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それでも夜は明ける

週末は映画『それでも夜は明ける』を観て来ました。本年度アカデミー賞作品賞を獲得した映画です。

それでも

原題は『12 years a slave』で、アメリカの奴隷制度時代の実話です。

まさに、アメリカがかつて抱えていた差別主義の根源となる黒人奴隷のお話で、今現在のアメリカが、どうしこんなに平等を声高にうたうのかが身に染みてわかる映画でした。

プロデューサーでもあるブラピによると、アメリカでまともに奴隷制度を映画化した作品はほとんどないそうで、あのTVドラマの『クンタキンテ』ぐらいとのこと。奴隷をテーマにした映画は収益が見込めないからだそうで…。

今回の作品は、奴隷制度に巻き込まれた自由黒人が主人公で、彼は拉致されて、南部に売られてしまいます。その後、過酷な奴隷制度下で、酷い仕打ちを受けながら耐え忍び、12年後に、ようやく自由の身になり、家族と再会するというお話。これはその彼が、後年に書いた手記を元に描かれているわけです。

農園での悲惨な行為は、数多く行われるのですが、中でも、後半の出て来るシーンが酷くて泣けてきた。

奥さんから睨まれた黒人女性が、勝手な行動をしたからと鞭打ちあいます。体をまともに洗わせてもらえない黒人女性か石鹸をもらいにいったからという理由なのですが、それを、主演のソロモンがやらされる。仲間を手加減なしに打ちのめさなければならない。それも仲良くしていた女の子です。彼女はいやいや主人の夜の共をさせられているので、奥さんは嫉妬、主人は勝手な行動しやがってと同時に奥さんの手前、罰を軽減できない、ソロモンは苦を共にする仲間を傷つけなければならない苦境に追い込まれ、シーンの緊張感は最高潮に達していました。

いや、このシーンでは泣けて泣けて仕方かなかった。そして、最後の解放後、家族との再会のシーン。こちらでも大泣きをしてしまいました。

この映画はもちろん、日本で見るのと、アメリカで見るのではその意味合いが断然に異なるので、まあ、アカデミー賞を獲得するのは当然のことなんでしょうね、なんて思いを抱いて、鑑賞しました。

そう言えば、この映画はあのセックス依存症の男を描いた『shame』のスティーブ・マックィーン監督作品なんですね。彼の振り幅の広さにちょっとビックリです。で、『shame』に主演し、フルチン(モザイク無し)を披露したマイケル・ファスペンダーも極悪農場主として好演しています。

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プロフィール

健太郎

Author:健太郎
劇団、旅行会社を経て、1997年10月、テラ出版入社。以後、バディ一色で18年目に突入。いつの間にかバディ最古参の居候エコエコ~なアザラク社員になってしまいました(笑)。フレーフレーテラ出版んっ!

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