トム・クルーズ主演の『オブリビオン』です。



64年後の地球は、地球外生命体が月を破壊し自然災害が多発。彼らは地球を侵略しようとし、大規模な核戦争が起こり、放射のが蔓延した地球ではもう、人間が住めなくなったしまった。という、なんとも、現実に有りえそうな皮肉なお話になってます。

地球人はみな、タイタンに移住するわけですね。トム・クルーズ演じるジャックは地球のエネルギーの安全を管理する任務を、美人で超クールな恋人・ビクトリアとこなすわけです。そこへ、宇宙船が不時着し、トムの名を語る謎の美女・ジュリアが眠りから覚めて、真実が次第に暴かれていく…という内容です。

とにかく、いきなり、福島の原発事故のイメージが前面に来る流れで恐ろしい感じがしました。監督はあの『トロン』のジョエセフ・コジンスキーなので、ホントに映像は美しいです。でもって、トムたちのすみかになる天空のスカイタワーは超おしゃれ〜。これは、『2001年宇宙の旅』の世界ですね。近未来はやっぱりモダンシンプルですか…。なんかレトロな感じもしてきたり。



ビジュアルの美しさはもちろんのこと、すごかったのは、トムのに肉体美。50歳とは思えないボディとルックスですね。もちろん修正も加えられているでしょうが。個人的にはバックショットでのケツの肉付き具合が、なんかいい具合に気になりました（笑）。

未来映像とはいえ、荒廃した地球がメインなので、色彩的にもちょっと単調だし、戦闘シーンも基本、トム1人と丸いマシーンのみ。上映時間も長かったので、後半はちょっと中だるみしてしまいました。最後は『バッドマン／ダークナイト・ライジング…』みたいな感じだったかなあ。パターンて、どれも似通っちゃいますね。

正直、前見の『華麗なるギャツビー』が良すぎて、こちらが霞んでしまった感じ。見る順番が悪かったかもしれません（笑）。