今日、イギリス映画『ベラミ』を試写してきました。



原作はフランスの文豪、モーパッサンによる名作で、19世紀のブルジョア階級が社会を支配する退廃的なパリが舞台。そこで、貧乏から抜け出するために、容姿と性だけで成り上がっていく美青年、「ベラミ」ことジョルジュの人生を描いたお話です。

男なのに、頭は使わずに、ルックスとセックスのみで地位を築いていくって、凄い話ですよね。女バージョンならいくらでもありそうですが…。劇中でも度々、能無しって触れられるところが痛々しい。

その絶世の美青年役を演じるのは、ロバート・パティンソン。どうやら、2012年の最もセクシーな男性として選ばれた英国の俳優なんですよね。あの女子人気映画『トワイライト』シリーズに主演している最も旬な男優の1人です。


▲彼が美貌を武器に上昇する男／ロバート・パティンソン

でも、ロバートって、個人的にはちっとも魅力的ではないんですよね。でも、セクシー男ナンバーワン…。ヨーロッパ人てこういう濃くてちょっと癖のある顔が好きなのかなあ？　体のラインの緩さも気になりました。

映画の凄みは、ユマ・サーマン演じるマドレーヌを筆頭に3人の既婚女性（うち2人は熟女）が、みな、ベラミに落ちてしまうところ。そして、そんな陰の力を持つ女性たちを利用してのし上がるジョルジュの富への執念でしょうか。

余談ですが、この『ベラミ』から命名されたのが、美形男子がメインの東欧のGAY DVDメーカー『BEL AMI』なんですよね。それと、ロバート・パティンソンの全裸セックスシーンもあったりします。

映画の詳細については、最新の『BADIOUT／冬号』にてお伝えします。

映画の公開は、ちょっと先の2013年3月9日（土）から、禁断のロードショーとなります（笑）。