もう折り返し地点を過ぎてる以上、あまり過度な夢とか希望とか、なんか、そんな感じの楽しいことや妄想をあまり持ちません。そんなことがどれだけ、今の自分に意味あるのか無いのかが、痛いほどわかるから、もう、馬鹿はしないんですよね。これ、保守の話ではありません（笑）。

ある時期は、ああやこうやで、我ながらの馬鹿を享受できた時代を、遠くに思うこともありましたが、今や、それすら、遠く薄れてかすれてしまって、何がどうなのかわからない感じです。

よく、人生を振り返り、何を強く思うかと問われることがあるじゃないですか？　もしこの自分に、そう聞かれることがあるなら、僕には何もないと素直に言えるかもしれません。その時その時で、精一杯呼吸をしてきたことは紛れもない事実だとは思うんですが、どれもこれも、今、この瞬間に想いを馳せるなら、全てが大した意味を持たず、それらはここに明らかに存在していない空想の領域のものなのですよね。もう、むかーし、むかーし、大昔の御伽話。仕事はもちろん、愛も恋も全てのものが清く正しく流れていきました（笑）。

ああ、でもて、唯一、言えることを思い出しました。家族でしょうか。もちろん、結婚してないから、妻子じゃありません。親兄弟です（笑）。彼らのルールに縛られない思いや育には心から感謝しています。それをどうにか、誠実に取り込み、丁寧に返さなければという心と体の格闘は時に厳しく思い知らさせられます。でも、それはそれで楽しまなければいけないことなのかもしれませんね。