うちの親を見ていると、人とは本当に人それぞれだとわかります。

あることにひどく怒る人もいれば、それはどうでもいいと思う人もいる。泣く人もいれば笑い転げる人もいるわけです。これが正解だなんてものはありません。

話を親に戻すと、父親は病気で日常生活をする上で様々な制約があります。

でも、簡単に食べ物の誘惑に負けて、注意を受けている食べ物を口にします。高いところは危ないと注意されても高いところに登り、転んで怪我をします。何度も何度もです。

先日もコンクリートの床に強く転んでしまい、痛みがとれないからと、今日、病院へ行きました。もう、こうなるといつ死んでしまうかわかりません。70歳過ぎの彼の性格は変えようがありません。

こんな気づきはささいなことですが、人はみな違うということです。当たり前の、今さらですが、自分の考えは誰にでも無条件に通用するなんてことはないんですね。

もちろん、自分をPRするのはいいのですが、それを人に押しつけるのは間違いで、そうすれば、結果、悲惨な最後を迎えなければならないんです。

人は、その人に限って言うなら、やはり完璧で、本当の意味で、誰かの手助けなんて必要はないんだと思います。