ちょっと前のニュースを見ていてびっくりしたことがあります。

アメリカには13万組の同性婚済みカップルが存在していて、同性婚はしていないものの、ともに生活をしているカップルが50万組もいるんですね。これは、今年アメリカが初めて国勢調査で同性愛者のデータを集めたものらしいんだけど、本当にびっくりです。

このことを考えると、オバマ大統領やクリントン国務長官が同性愛者への差別をなくすことを世界的に宣言したのはよーくわかります。もちろん、選挙狙いは明白なのですが、保守の共和党は同性婚反対という立場を貫いている以上は、その真逆をいくのはわかりやすく票が狙えるわけですね。もちろん彼らの行動は素直に賞賛します。

日本に目を向けると、同性愛者、同性婚の問題は政治上、大きく取り上げられません。自分の知る限りでは、社民党の党首・福島さんはゲイパレードに参加したり、バディに登場してくれたり、積極的にこのテーマに挑んでくれています。それに、今年は日本の政界初のカムアウト済みゲイの区議会議員が2名誕生しました。その１人は、福島さんの秘書を務めていた石川議員です。

でも欧米との温度差はかなりなもの。今後、彼らが大きな道筋をつけていってくれること切に願いますが、それには、日本の同性愛者たちの意識の向上も不可欠なんでしょうね。あと、散々言われていますが、ゲイカップルのモデルロールも必要なんだと思います。だって日本には子供を育てているゲイカップルはほとんどいないでしょうから…。

環境整備が先なのか？　それとも実体が先なのか？…わかりません。日本にはその土壌がないというお決まりのセリフがまた押し出されるのかもしれません。そうですね、このあたりもレディー・ガガに強力PUSHしてもらうのが面白いかもしれませんね。