なんだか、あっという間に2011年が終わり、寂しい年末を迎えます。

毎年毎年思うのは、1年たつのが本当に早いということ。1年の生活内容が充実していなくても、時間というものは思いのほか早く過ぎ去るものなんですね。

今年の1年を有効に使えたかはかなり疑問ですが、家族や過去の人々と再度正面に向き合えたことは間違いなさそうです。

10年前はもちろんのこと、2、3年前ですら今の生活スタイルは予想できなかったし、もっと別のベクトルで物事を考えていました。

決まりきったセリフですが、『人生どうなるかわからないから面白い』というのがありますが、これはかなり達観できた人の言葉かもしれません。普通『人生一瞬先は闇』と考える人の方が多いことでしょう。予想外の未来図は誰にでも恐怖心を植え付けるでしょう。

終戦を経験した多くの知識人は、価値観が大きく変わり、生き方が180度変わったと述べてます。今までよしとされてきたものがNGでダメだったものやことが、歓迎される…。ここまでは激しくないけれど、これに近い価値観の揺り動かしは、最近、僕にもおこりました。

自分が信じて望んだ世界が崩れ去り、その瓦礫には色の付いた破片は何も残されていなかったんです。

人間は何度のNGまで耐えうることができるのかなあ？

全てが夢物語と思う気持ち、全てが大いなる策略と受け取る気持ち。ものとものの重なり合いからしか明日が生まれないのなら、今の重なり合いから光の答えを見いだすしかありませんよね。